静かに生きたい

今の時代,人々の話がやかましくなりがちなのは,触れているメディアを各自で好きに選んでいるからだ.

大切な時間をさいて視聴しているのだから,干渉されたくないだろうし,勧められても慎重になる.

それでよいとされている.問題は,それを個人の範囲で収められるかだ.

ひと昔は,好きな話題を人に振っても,周りはみな楽しんで聞いていた.

今はどうだろう.発信しても読む人は限られているし,真剣に読む人はさらに少ない.

個人で閉じている.

このような環境で最も適する生き方は,静かに生きることだ.

有名になったら,名前を売る仕事になる.

そういうわけで,私は名前で活動する仕事を避けている.会社に所属し,一定の収入で暮らしている.

収入は多くない.でも,ほどほどの労働で良い.

私はこの部録を,多くの人に読まれたいと考えない.

読みたい人が少し読めるようにしておく程度の意図だ.

全く発信しないのも,時代的にそぐわない.でも,バズったり炎上したりはしたくない.

ひっそりと運営し,見つけた人がぱらっと見られるようにするだけの部録にしたい.

なぜなら,私はただ静かに生きたいからである.