買い物を反省する

意識できていなかったが,買う物は人の影響を受けてきた.

同僚や知人に,私の価値観と異なる人が当然いる.

彼らの中で,いいなと思った人の買い物に付き合ったことが何度もある.

なるほど新しい文化である,つい同じように買っていた.

私の生活に定着したものもある.しかし,一度の経験となって終わったものもある.

どんな買い物も,お金を払った価値はあった.

買った後で反省するからだ.

この買い物は無駄ではなかったか,誰のためになっただろうか,次も同じように買うだろうか.

だからどんなに影響されて買ったとしても,人を恨んだことはない.

今までに1人,金銭感覚が狂っていた貧しい人がいて,危険を感じたことがある.

向こうから絶交を申し込まれたので,去る者追わず,関係を絶った.

それは良かったと思う.続いていたら高価な物を次々買っていただろう.

関係する人を選ぶことはあまりしたくない.せっかくの縁だからだ.

でも,少しまずいと思ったら,私はその人との会話の中で直接言うことにしている.

それで縁が切れるようならそれでいい.

私は影響されやすい性格だが,私が狂うほど影響されない術は,経験から学んだ.