少しだけ得ること

少しだけ得ることを大切にしたい.

多く得ても少なく得ても,満足や幸福や快楽の量は大して変わらない.

脳のドーパミン放出量には上限がある.

多くを得るために多くの資源や努力を割り当てるより,

少しの閃きで少しの結果だけ得るような活動を重視したい.

そのほうが,少しの快楽を長い間楽しめると思うのだ.

 

快楽は慣れてしまうと減っていく.

大きな快楽より小さな快楽,大きな幸せより小さな幸せの方が持続性がある.

規模を小さくすることで幸福に近くなるのはなぜだろう.

人間はあらゆるものの量が等身大でないと,まともに受けられない.それを適正量という.

プライドが高ければ多くの量を受けるが,それが相応しくないと考える人が同じ量を受けても幸せにはならない.

少なくていいと考える人は,少なくても幸せになれる

たとえ社会の多くの人が得られない経験をしていても,少なくてよいと考えていれば,多いより少ない方が良い.

 

快楽には上限があり,慣れて学習される.

これを踏まえていれば,脳を不幸にならないようにコントロールできる.

少しの幸せを受け取れれば,毎日少しの出来事でめいっぱいに幸せになれる.

少しのことに感謝する余裕も持てる.

多くをもっともっととがつがつと得ないと幸せではないと考える人は不幸だろう.

少しの出来事で幸せを受け取り感謝する生き方を私は選ぶ.

そんな人が世の中にも多いとして社会を考えてみたい.